■キューバ映画祭プレイベント

 How to CUBA   open 19:00 / start 19:30-21:00 / place HABANA(狸小路6丁目)

1月15日(木) 第1回目

MusicaCubana

スピーカー:Mr.梶原
(HABANA)

1月22日(木)  第2回目

キューバ旅行記2008

スピーカー:河野育子
(キューバ帰りの旅人)

 1月27日(火)  第3回目

カストロゲバラ
CUBA歴史

スピーカー:平野研
(北海学園大学)

 1月29日(木)     第4回目

世界の最先端
オーガニックキューバ

スピーカー:小林卓也
(はるきちオーガニックファーム)

どんなジャンルも歌いこなす、キューバの伝説と言われたベニー・モレを中心に、キューバの音楽について話します。

昨年10月末から11月初めまでキューバを旅して、見てきた、感じた現在のキューバをありのままにお届けします。

キューバ革命前後のキューバが辿ってきた道のりを歴史と経済の視点からひもときます。

世界で最も注目されるキューバの有機農業。そこから見えるものは。農業から見えて来るCUBAの文化を語ります。

講演会「わが身を吹き抜けたキューバ革命」
        —世界戦後史の中の革命キューバ50年—

2009年01月31日(土)11:20〜
講師:太田昌国さん

カリブ海の小さな島=キューバは、遠くコロンブス到達の日々から、世界史上に重大な意味をもって登場する。50周年を迎えた20世紀中盤(1959年)の革命もまた、世界を激しく震撼させてきた。「コロンブスからカストロまで」という時間軸で、キューバ革命の意味を再考する。

<太田昌国さんプロフィール>
釧路市生まれ。編集者、南北問題・民族問題研究者。第3世界の動向が世界秩序を変革するとの確信から、キューバに大きな関心を寄せてきた。著書に『ゲバラを脱神話化する』『「拉致」異論』『暴力批判論』など。

無料
映画チケットをお持ちの方のみ入場できます。受付でチケットを提示してください。

 

キューバ映画祭特別上映作品

■エル・ベニー   El Benny

※日本初公開

監督:ホルヘ・ルイス・サンチェス
出演:レニー・アロサレナ、エンリケ・モリーナ
2006年/ DV/カラー/123分

 

1963年に亡くなったキューバの国民的歌手ベニー・モレ(1919〜1963)。華々しい成功の陰で、彼は女性とのトラブル、過度の飲酒に苦しむ。愛する故郷、家族、二番目の妻に支えられ、カムバックを果たしたベニー。ステージに復帰し た彼の命取りになったものとは。ラストに挿入された葬儀の様子が印象的。

■カンガンバ   Kamgamba         

※日本初公開

監督:ロヘリオ・パリス
出演:アルマンド・トメイ、ラファエル・ラエーラ
2008年/DV/カラー/100分

 

2008年のキューバで最も観客を集めた映画。1983年8月、内戦下のアンゴラに軍事顧問団を派遣していたキューバは、南部の街カンガンバで南アフリカが支援するUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟) に包囲される。冷戦下の国際政治とキューバの関係、民間人も巻き込んだ1週間に渡る戦闘の様子が描かれている。




アニメ傑作集
「フィルミヌート
       ・シリーズ」
filminuto

監督:マリオ・リバス、トゥリオ・ラッジ、
フアン・パドロン
1980年〜 /35mm/カラー/56分

レボルシオン

革命の物語
Historias de la Revolucion
※札幌初公開 

 監督:トマス・グティエレス・アレア
出演:エドゥアルド・モウレ、リリアン・ジェレーナ
1960年/35mm/モノクロ/87分

■ルシア Lucia     

※札幌初公開 

 監督:ウンベルト・ソラス
出演:ラケル・レブエルタ、エスリンダ・ヌニェス
1968年/ 35mm/モノクロ/160分

 ■低開発の記憶

Memorias del Subdesarrollo
※札幌初公開

 監督:トマス・グティエレス・アレア
出演:セルヒオ・コリエリ、デイジー・グラナドス
1968年/DV/モノクロ/97分

政治風刺から男女関係のもつれまで大人向けのギャグを連発するミニ・ジョーク集。やや ラテン的な吸血鬼やサムライも度々登場して、品のある笑いを提供している。後に長篇『ハバナの吸血鬼』(1985年)も作ったパドロンにとって、吸血鬼は お気に入りのキャラクターだという。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)
革命軍とバチスタ政府軍との戦闘を「負傷者」「反乱者たち」「サンタ・クララの戦い」の3つの挿話にまとめたセミ・ドキュメント作品で、新政権誕生後初めての長篇映画。第二話の撮影にはチェ・ゲバラが立ち会っている。撮影監督としてイタリアからオテロ・マルテッリを招聘し、新しい映画体制の礎を築いた。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)
スペインからの独立で揺れる1895年、愛しい人に裏切られてしまうルシア。アメリカの支配が強まる1932年、恋人と革命運動に身を投じるルシア。キューバ革命後の1960年、農村で夫と懸命に働くルシア。激動の時代に生きたルシアという3人の女性を通して、キューバ女性の愛と自立を謳いあげたオムニバス巨篇。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)
1961年の社会主義宣言直後、妻や両親が我先にとアメリカへ亡命するなか、小説を書くため、ひとりハバナに留まる資産家のセルヒオ。経済的にも精神的にも「低開発」だとキューバを傍観していた彼は、社会と人々が変化していく中で、人生の 記憶を辿りはじめる。貴重なドキュメンタリー映像も織り込まれた、キューバ不朽の名作。

■短編集
@~エル・メガノ~

El Megano
   
※札幌初公開 

 監督:フリオ・ガルシア・エスピノーサ、
 トマス・グティエレス・アレア
1955年/35mm/モノクロ/25分

■短編集
A~われらの土地~
Esta Toerra es nuestra 

※札幌初公開 
 監督:トマス・グティエレス・アレア
1959年/35mm/モノクロ/19分
■短編集
B~はじめて映画を見た日~
Por primera vez
※札幌初公開 
 監督:オクタビオ・コルタサル
1967年/35mm/モノクロ/10分

革命前、「持たざる者の側の真実を語る権利」を提示した必見お宝映画。エル・メガノの沼地で木炭を採取する労働者の悲惨な日常生活を捉え、バチスタ政権から 「共産主義的だから」「貧困を撮ったから」という理由で上映を禁止されたセミ・ドキュメント。革命後のキューバ映画を建設した二人の監督による共同作品。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)

 革命の後、最初に作られた記録映画。大土地所有制のもとで、農民は劣悪な生活を強いられる一方、豊かな実りを産み出すはずの土地も無駄に放置されていた。農 民たちの不満と怒りは、やがて革命軍の戦いと結びついていく。土地のなかった農民が初めて耕地を受け取り、新しい農村の建設に向かう様を捉える。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)

 革命後すぐに創設されたICAIC(キューバ映画芸術産業庁)は、移動映写班を組織して上映活動を行った。このドキュメンタリーはシエラ・マエストラ地方の 小さな山村を訪問した巡回映写班の活動を追った作品。初めてチャップリンの映画を見る人々の表情をみずみずしくとらえている。「映画ってほんとにいいですね!」
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)



■フルカウント 
En Tres y Dos 

※札幌初公開 

監督:ローランド・ディアス
出演:サムエル・クラクストン、イレーラ・ブラーボ
1985年/ 35mm/カラー/96分

■危険に生きてClandestinos

※札幌初公開 

 監督:フェルナンド・ペレス
出演:ルイス・アルベルト・ガルシア、
イサベル・サントス
1987年/ 35mm/カラー/92分

■ハローヘミングウェイ     Hello Hemingway

※札幌初公開 

 監督:フェルナンド・ペレス
出演:ラウラ・デ・ラ・ウス、ラウル・パス
1990年/ 35mm/カラー/90分

■サルサとチャンプルー 

※札幌初公開

 監督:波多野哲朗
出演:島津三一郎、宮沢カヲル
2007年/DV/カラー/100分

世界屈指の野球国キューバが生んだ、しっとりと心にしみる、情感あふれる野球と人生のドラマ。名選手ロペスは、その日の試合を最後に引退することになっていた。彼の脳裏には、過ぎ去った日々が走馬灯のように流れていく。試合終盤、一打逆転 のチャンス、2ストライク3ボールに続く人生最後の一球の行方は
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)

革命闘争がもっとも激しかった1958年、地下活動の中で投獄された青年活動家と、彼のもとを訪れた娘は互いに惹かれ合ってゆく。当時実際に行われた革命派の宣伝手法を脚本に活かしつつ、街頭での戦闘シーンをも盛り込んだ青春映画の力作。 タシケント国際映画祭で新人監督賞を受賞している。
(東京国立近代美術館フィルムセンター
所蔵作品)

貧しい女学生ラリータは、アメリカ文化に憧れ留学を夢見ている。しかし、家族や恋人にも理解してもらえない上に、留学にはアメリカ国籍を持つ保証人が必要だと言う。そこで、時折垣間みる姿でしか知らない隣人ヘミングウェイに助けを求めよう とするが…。革命前の社会情勢を背景にひとりの少女の心模様を描いた青春物語。

約80年前、沖縄から遠くキューバへと移り住んだ百歳に近い日本人移民一世のインタビューにはじまり、二世、三世、四世とその暮らしに迫る社会派ドキュメンタリー。他国の文化や風土と混じり合い、過酷な歴史をたどりながらも逆境に立ち向 かってきた「無国籍」な移民の姿を、取材クルーが現地に滞在し、鮮明に映し出した。



■苺とチョコレート Fresa y chocolate

監督:トマス・グティエレス・アレア
出演:ホルヘ・ペルゴリア、ウラジミール・クルス
1993年/ 35mm/カラー/110分

 

自由と芸術を愛するゲイのディエゴと祖国を愛する生真面目な大学生ダビド。信条も性格もまるで違う二人だったが、互いの心根を知るにつれ徐々に信頼の糸で結ばれてゆく。だが周囲の連中に危険人物とみなされたディエゴは、キューバを去ろうと心に決める…。青年2人の友情を通して社会の矛盾を描く感動作。

■ビバ・キューバ 
Viva Cuba

監督:フアン・カルロス・クレマタ、イライダ・マルベルティ
出演:ホルヘ・ミロ、マル・ブロチェ
2005年/ 35mm/カラー/80分

 

ハバナの小学校に通うマルとホルヒートは喧嘩ばかりするものの大の仲良し。でも社会階級の異なる親同士は犬猿の仲、一緒に遊ぶことを禁止される。離婚して遠くに住むマルの父親に助けを求め初めての冒険に旅立った。豊かな自然と美しい風景の中、幼いロミオとジュリエットの旅は、数々の微笑ましい物語を綴っていく。

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